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コラム

シニア期の健康診断は年2回|アニモ動物クリニック

 

イヌの平均寿命は14.65歳、ネコは15.66歳と、ワンちゃんネコちゃんも高齢化が進んでいます。人間と同様に、年齢を重ねるごとに悪性腫瘍などの発生率も高まり、健康管理には特に注意が必要です。若い時期と比べて、どのくらいの頻度で?どんな検査をすべきか?など、シニア期の健康診断を解説していきましょう。

シニア期に追加したい検査項目は?

寿命の長い小型犬やネコちゃんは7歳から、大型犬は5歳からがシニア期と呼ばれています。人間に換算すると40歳強とシニアには少し早い気もしますが、その後も人間の4〜5倍速で老化するワンちゃんネコちゃん。体の機能や免疫力が低下するスピードも早く、様々な病気のリスクが一気に高まります。老化がもたらす疾患の早期発見に備えて、一般的な健康診断に加えて、追加したい検査項目は次のとおりです。

①がん健診

高齢化に伴い、イヌ・ネコともに死因のトップは悪性腫瘍です。我慢強いワンちゃんネコちゃんは、不調があっても元気に振る舞うことが多く、飼い主さんが異変に気づいたときには、かなり進行してしまっていることが少なくありません。血液検査だけでは腹腔内、胸腔内の異常は見つかりづらいので、レントゲンやエコー検査(下記参照)などの画像検査が必要です。人間と同じく、ガンの治療は早期発見・早期治療がベスト。シニア期には定期的ながん健診をオススメします。

②レントゲン検査

胸部レントゲンでは、心臓の大きさや気管、気管支、肺の状態などを、腹部レントゲンでは、胃・小腸・肝臓・脾臓などの形や動きを確認できます。骨や関節の状態も調べられるので、椎間板ヘルニアや関節疾患の診断にも有効です。レントゲン検査は痛みを伴わず、短時間で終わる負担の少ない検査でありながら、数多くの情報が得られる検査。検査当日は絶食が必要です。

③エコー検査

体の中の臓器のほとんどをリアルタイムで観察できるエコー検査は、レントゲン検査では確認できない異常を調べることができます。心臓病、肺疾患、腸閉塞、前立腺肥大、膀胱結石、気管支炎、腎臓疾患、副腎皮質機能亢進症、甲状腺機能亢進症、膀胱結石など、様々な疾患の診断に役立ちます。レントゲンと同じく、無麻酔で痛みがなく、体の中の詳細が調べられる重要な検査です。

④心電図検査・心臓超音波検査

小型犬に多い僧帽弁閉鎖不全症、大型犬に多い拡張型心筋症、ネコちゃんに多い肥大型心筋症など、生命の危険をもたらす心疾患も発症率が高まります。胸の聴診だけでは診断が困難なこれらの疾患は、心電図検査や心臓超音波検査をすることで、早期発見につながります。

⑤甲状腺ホルモン検査

甲状腺の炎症によって、甲状腺ホルモンが作れなくなる甲状腺機能低下症は高齢犬に多く見られる疾患です。発症すると、元気がなくなる、皮膚や毛の状態が悪くなるなど、様々な症状があり、心機能の低下を伴うこともあります。

また、高齢猫の10%以上に発症すると言われている甲状腺機能亢進症も甲状腺ホルモン検査によって、診断することができます。

口腔や目などの器官も

高齢になると、内臓疾患に加え、口腔や目、耳、皮膚といった器官も老化による影響が出やすくなります。歯周病や歯肉炎などの口腔疾患は、口臭や歯が抜ける、血がにじむなどの症状で飼い主さんが気がつくことがあります。白内障や緑内障などの目の病気、外耳炎や中耳炎といった耳の病気も、内臓に比べると、目視によって異常が発見しやすい器官。健康診断でも視診、聴診、触診をしてもらえますが、飼い主さんが何か異変を発見した場合は、病院で詳しい検査をしてもらいましょう。

最低でも半年に1度の健診を

見た目が元気でも、高齢になると体の中で様々な変化が起きています。「うちの子は大丈夫」という思い込みはやめて、最低でも年に2回は健康診断を受けましょう。人間にとっては半年ごとは多いような気がしますが、ワンちゃんネコちゃんの半年は2〜3年に相当します。重症化すると、経済的負担だけではなく、愛犬・愛猫の体への負担やストレスも心配されます。健康診断で言葉が話せないワンちゃんネコちゃんの体の声を聞き、健やかな老後を守ってあげてください。

アニモ動物クリニック

「生涯を通じて、動物たちとご家族に寄り添う病院」を目指し、治療はもとより、健康診断や疾患予防、ダイエットやリハビリ、老後の介護などトータルでサポート。特に健康診断には力を入れており、年2回(春・秋)健診キャンペーンを実施しています。

■住所
〒824-0066 福岡県行橋市吉国212-1

■TEL
0120-220-121(福岡県内のみ)
0930-55-2207(県外の方)

■オフィシャルサイト
https://animo121.com

この記事の監修医師

アニモ動物クリニック 医師

医師 石田美紀

経歴・資格・所属学会

経歴
  • 鳥取大学農学部獣医学科卒業
  • 小動物臨床歴 23年
所属学会
  • 日本レーザー獣医学研究会
医師 石田美紀

クリニック紹介・アクセス

住所
〒824-0066 福岡県行橋市吉国212-1
電話番号
0930-55-2207
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