アニモ動物クリニック

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コラム

感染症から命を守るワクチン接種

毎日のお散歩やドッグランなど、お外で遊ぶことが多いワンちゃんは感染症のリスクと隣り合わせ。
室内飼いの猫ちゃんも、実は感染症のリスクがゼロではありません。
そこで、愛犬・愛猫を病気から守ってくれるワクチン接種について、その役割や種類、時期などをご紹介します。

 

 

感染症リスクが高い犬のワクチン接種は必須

厚生労働省が定める狂犬病予防法により、狂犬病ワクチンの接種は生後3ヶ月以降のワンちゃんに義務化されています。
しかし、それだけでは十分ではありません。犬ジステンパーや犬伝染性肝炎、犬パルボウイルスなど、さまざまな感染症が確認されており、致死率の高い感染症から愛犬を守るためには、混合ワクチンの接種が必要です。

犬のワクチンの種類は?

義務化されている年1回の狂犬病ワクチンに加え、「コアワクチン」と「ノンコアワクチン」の組み合わせによって2〜11種類の混合ワクチンがあります。
「コアワクチン」とは、犬ジステンパー・犬伝染性肝炎・犬アデノウイルス(Ⅱ型)感染症・犬パルボウイルスの4種。
いずれも致死率の高い感染症なので、必ず接種を受けるようにしましょう。
一方の「ノンコアワクチン」は、特定感染症向けのワクチン。
例えば、感染した動物の尿が感染源となるレプトスピラは、山や川などアウトドアやドッグランによく行くワンちゃんには必要など、飼育環境によって変わります。
どれが必要かは、かかりつけの獣医師とご相談ください。

犬のワクチンの副反応は?

人間と同様、ワクチンを接種した後に、副反応が出る可能性があることも事実です。
もっとも怖いアナフィラキシーショックは、確率は低いもののゼロではありません。
その他、嘔吐や食欲不振、元気がなくなる、口の粘膜が白くなるチアノーゼなどの副反応が出ることも。
安静にしていれば落ち着くことが多いですが、心配な場合はすぐに病院に相談してください。

犬のワクチンのタイミングや間隔は?

母犬からの抗体効果がなくなる生後6〜8週齢に1回目を、16週齢までは3〜4週間ごとの接種が推奨されています。
その後は、必要に応じて1〜3年ごとの接種を行います。

 

室内飼育の猫にワクチンって必要?

「うちは完全室内飼いだから、感染症にかかるはずない」と誤解されている飼い主さんも多いことと思います。
でも、実は飼い主さんが外出中に知らずに踏んでしまった感染動物の排泄物が付着した衣服や靴、来訪者や訪れた動物病院などで感染する可能性もあります。
特に、致死率の高い猫パルボウイルス感染症など、重症化の可能性が高い感染症には注意が必要です。

 

猫のワクチンの種類は?

ワンちゃんと同様に、「コアワクチン」と「ノンコアワクチン」の組み合わせで3種・5種などの混合ワクチンがあります。
「コアワクチン」は、猫汎白血球減少症(猫パルボウイルス感染症)・猫カリシウイルス感染症・猫ウイルス性鼻気管炎の3種。
「ノンコアワクチン」は、地域や飼育環境により、個別で判断します。愛猫に必要なワクチンは、かかりつけの獣医師とご相談ください。

猫のワクチンの副反応は?

副反応の代表的な例として、顔や全身のむくみ、接種部位の腫れ、元気がない、嘔吐や下痢などがあります。
少しおかしいと感じたら、早めに病院に相談しましょう。
また、確率は低いもののアナフィラキシーショックは、命にかかわる可能性があるため、早急に動物病院に連絡し、適切な処置を受けてください。

猫のワクチンのタイミングや間隔は?

母猫からの抗体効果がなくなる生後8週齢からはじめ、4週間後に2回目を接種。
それ以降は、年1回の追加接種を行うことが推奨されています。

 

持病やアレルギーがある場合は抗体検査を

ワンちゃんはもちろんのこと、室内飼いの猫ちゃんでも、一度感染症にかかってしまうと、完治が困難であったり、最悪の場合は命を落としてしまうこともあります。
適切なワクチン接種で、愛犬・愛猫の健康を守ってあげてください。
持病や高齢、アレルギーがある場合、ワクチンの抗体検査もできるので、獣医師にご相談ください。

 

 

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