アニモ動物クリニック

MENU

コラム

ワンちゃんも認知症になる?

私たち人間が高齢化するのと同じように、食生活が改善され、医療が充実した現代はワンちゃんたちも高齢化しています。
長生きするというのは喜ばしいことですが、筋力や体力の衰え、認知症といった症状も人間と同じです。
長年、連れ添ったワンちゃんが年老いてからも幸せに暮らせるようにケアしていきましょう。

 

 

どんな症状が出てくるの?

認知症の初期段階では飼い主さんも気づきにくいもの。日々のふれあいのなかで兆候を捉えることが大切です。
例えば、名前を呼んでも反応がなかったり、「待て」などしつけたことができなくなったり、急に怒り出したり、いきなり噛んだりといったことが認知症の前触れと言えます。
ぐるぐると同じところを歩いていたり、トイレでウンチやオシッコができなくなることも兆候のひとつ。

これから、認知症なのかもと思ったら、どう対処していけばいいのかを述べていきますので、愛しいワンちゃんとの暮らしに役立ててください。
飼い主さんが対処するには手に余るということもあると思いますので、困ったら老犬介護スペシャリストにご相談ください。

①ウロウロとあてもなく歩き回る

ワンちゃんが目的もなく歩き回ると認知症の兆しかもしれません。しかし、他の病気の可能性もあります。
それは白内障や緑内障といった目の病気です。目が悪くなってウロウロするときは、ワンちゃんにとって最大の感覚器官、鼻を使って臭いを嗅ぎ回りながら歩き回っているものです。

今までの生活と違い、昼夜を問わず歩き回っていれば、認知症かもしれません。徘徊が続くと、飼い主さんが寝不足になって大きな負担がかかることがあります。

徘徊をするワンちゃんは、どうしても昼に長く寝ている傾向があります。
その場合は、ある程度の時間が経ったら起こしてあげるとか、昼間にしっかり運動させて刺激を与えて疲れさせたり、たっぷり日光浴をさせてあげると、昼夜のバランスを保って行動できるようになるでしょう。

②夜中に吠えるようになる

ウロウロ徘徊するといった症状と合わせて出てきやすいのが夜鳴き。住環境によっては、ご近所とのトラブルになったり、飼い主さん家族の睡眠不足にも繋がっていきます。
徘徊への対処同様、昼間に長時間寝ないように起こしてあげたり、運動をさせたり、日光浴という手段も有効です。

それでも改善されないときは、動物病院で睡眠導入剤を処方してもらうことも考えましょう。
しかし、ワンちゃんによっては薬の効果が出なかったり、効きすぎて普段からぼーっとしてしまうといった症例も考えられます。
獣医とよく相談しながら対処することが必要でしょう。

③名前を呼んでも反応しない

家に帰るといち早く出迎えてくれて、名前を呼ぶと寝ていても振り向いてくれるワンちゃん。
いつしか、そんな様子に変化が表れます。名前を呼んでも反応がなくなり、出迎えにも来てくれない。

ワンちゃんは人間よりも数倍敏感な聴力を持っていますが、加齢により反応が鈍くなります。
そんなときには、ワンちゃんの視界に入るところで声がけするといいでしょう。
もし、目で確認できる状況でも反応がない場合は散歩の際に近づいてくる自転車や車に気づかない可能性も。車道とは逆の壁側を歩かせるように心がけましょう。

 

④ぼーっとしていて目の焦点があっていない

年老いてくると、おだやかになって感情をおおっぴらに表現しなくなるのも人間と同じです。
体力が衰えてくると飼い主さんが声を掛けても面倒だから反応しないということもあるでしょう。

そんな時には、散歩や遊びといった刺激を常に与えて、症状が進まないようにケアすることが大切。
夜鳴き対策として、睡眠導入剤を与えている場合は、獣医師に相談してみることをおすすめします。

⑤急に怒り出したり、いきなり噛む

認知症が進んでいくと、周囲の状況を察知する能力が衰えていきます。そうすると、声を掛けながら触っていても、怯えたり、びっくりすることがあります。
こういった症状があるときに散歩にいくと、他の人に噛みついたり、吠えかかったりといった可能性もあります。
様子を見るために、人気のない道や時間帯を選んで散歩をするといった工夫をしましょう。

 

困ったら獣医師に相談を

認知症の判断は一筋縄ではいきません。気をつけるポイントは食欲の変化やトイレ以外での失禁、歩き方がフラフラしていたりといったことが主な兆候。
狭いところに入って後退できないといった今まで出来ていたことができなくなることや、帰ってきたら出迎えてくれる愛犬が知らんぷりというのも兆候といえるでしょう。

日頃から愛犬の様子を注意深く観察してメモしておくと正確な診断の大きな手助けになります。
早めに獣医師に相談されることをおすすめします。

アニモ動物クリニック

「生涯を通じて、動物たちとご家族に寄り添う病院」を目指し、治療はもとより、健康診断や疾患予防、ダイエットやリハビリ、老後の介護などトータルでサポート。去勢・避妊手術も事前診察から経過観察まで、体の状態を丁寧に確認しながらケアいたします。

■住所
824-0066 福岡県行橋市吉国212-1

■TEL

0120-220-121   (福岡県内のみ)

0930-55-2207  (県外の方)

■サイト
【オフィシャルサイト】
https://animo121.com/

前へ 一覧ページに戻る 次へ
採用専門サイト
RUN&CAFE LAZO
top
0120220121 RUN&CAFE LAZO LINE INSTAGRAM