アニモ動物クリニック

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コラム

ワンちゃんのリハビリ 術後編

事故や椎間板ヘルニア、前十字靭帯断裂、股関節脱臼といった身体の動きが不自由になってしまう怪我や症状になってしまうと、手術を余儀なくされることがあります。

その状態から生還したとしてもワンちゃんらしく自由に生きるためには、もう一つのステップが必要。
それが身体機能回復のためのリハビリです。そのプロセスを経ることで、ワンちゃんは新たな第一歩を踏み出します。

 

骨折後のリハビリ

骨折の治療

昔はワンちゃんの骨折といえば、交通事故でのひどい怪我がほとんどでした。しかし、身体の小さなミニチュア犬種が人気を集める現在、抱っこの状態から地面に降りるだけ、ソファから落ちた拍子など、ちょっとした不注意で骨折し、動物病院に運びこまれるワンちゃんも少なくありません。

骨折すると添え木をして包帯で固定し、骨が再びくっつくのを待ちます。
しかし、骨が細いミニチュア犬種の場合は、骨そのものが細いので、ギプスではきちんとくっつかない可能性があります。
その場合は手術をした上で、プレートとネジを使って骨を固定する内固定術という手法をとります。
症状や部位にもよりますが、内固定術を使った場合は、完治までに時間がかかります。

動物病院でのリハビリ

長い間、自由に動けない状態で過ごしていると筋肉の柔軟性が失われて、関節が動きづらくなるものです。
骨折前の状態に戻すためには、適切なステップを踏んで身体機能の回復を図る必要があるため、動物病院でリハビリを行いましょう。

まず最初に行うのが、骨折した足を自然に使えるように馴らしていく着地訓練。ギプスが取れると手首や肘を屈伸させてストレッチをしていきます。
骨の治癒が進んでくると、並行して歩行訓練も始めていきます。

 

病気からの快癒を目指したリハビリ

リハビリが必要になる病気とは

ワンちゃんの身体の自由を制限する病気の代表格が椎間板ヘルニア。他にも前十字靭帯断裂や股関節の脱臼も外科的な処置が必要になります。
こういった病気の治療過程で一時的に片方の足が不自由になっても、ワンちゃんは他の足だけで歩こうとします。

動物病院でのリハビリ

たとえ不自由になったとしても、使わないと脚の筋肉量や関節の動きがスムースに回復しません。
本来の機能を取り戻すためには、痛みがあったり、麻痺が出ている患部を積極的に使っていく必要があります。
動物病院では機能回復のため、入院中から機能的なリハビリを行います。

自宅でのホームケア

ワンちゃんの症状や回復具合を見ながら、理学療法士の指導に沿って組んだメニューを自宅で行います。
麻痺があった場合は、神経が反応しやすくするために反射の誘発を行うこともあります。
他にも、立っている時の感覚を再トレーニングする規律訓練、立てるようになったら関節の屈伸運動といったメニューなど。緩やかな坂道を登り降りすることもリハビリに繋がります。

ホームケアは、経過観察をしながら、ステップを踏んで着実に進めていくことが大切です。
通院した時にだけとか、1週間に1回だけだと効果は得られません。獣医師から指導を受けたリハビリを、毎日必ず行うように心がけてください。

 

出来ることはやってもらいましょう

手術という大きな試練をくぐり抜け、回復途上にあるワンちゃんは特別に甘えん坊になっています。
飼い主さんもうれしくて、世話を焼いてしまいがちですが、そのままの状態を続けていくと、身体の機能回復が遅れることになります。
心を鬼にして、お世話はほどほどに。出来ることはワンちゃん自身にやってもらうよう心がけてください。

当院ではリハビリ設備を整え、リハビリ認定トレーナーによるオリジナルのプログラムをご用意します。
飼い主さんと一緒にワンちゃんに最適な方法を確認しながら、2人3脚で成果を共有できるリハビリを目指していますので、お困りの際にはご相談ください。

 

アニモ動物クリニック

「生涯を通じて、動物たちとご家族に寄り添う病院」を目指し、治療はもとより、健康診断や疾患予防、ダイエットやリハビリ、老後の介護などトータルでサポート。去勢・避妊手術も事前診察から経過観察まで、体の状態を丁寧に確認しながらケアいたします。

■住所
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