アニモ動物クリニック

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コラム

シニア犬のおもらし

若い頃は決まった場所でできていたトイレも、年老いてくるとおもらしをしてしまうことがあります。
大柄なワンちゃんの場合、散歩の際にトイレをする子も多いと思います。

しかし、年老いて筋力が落ちてからトイレのためにいちいち外に出るのはワンちゃんにとっても、飼い主さんにとっても大きな負担ですよね。
そこで前もってやっておきたいのが高齢のワンちゃんのためのトイレトレーニングです。

 

トイレトレーニングをもう一度

年老いてくると病気や膀胱の筋力の衰えによって、オシッコをためられなくなることがあります。
外でトイレすることが習慣になっているワンちゃんには、室内で排泄できるようトレーニングしていきましょう。

例えば、草や土の上で排泄することが習慣になっているワンちゃんなら、ペットシーツを敷き詰めて、土や砂利をばらまいて、似たような環境を作ります。
お散歩時間になったら、疑似トイレに連れて行ってオシッコやウンチが出来たら、おやつをあげるといいでしょう。

でも、そういった準備期間がないまま、トイレでのお粗相が始まってしまったら。
個別の事例に合わせて対応していく必要があります。

①決まった場所でできない

トイレトレーニングがもう一度必要なのは中・大型犬の場合。でも小柄のワンちゃんの場合でも対応が必要になることもあります。
それは決まった場所でオシッコやウンチができない場合です。例えば、脚力が落ちてしまい、トイレの場所まで辿り着けずに粗相してしまうことも考えられます。
室内飼いの場合、フェンスで行動範囲を制限しておくといいでしょう。

②自力で排泄ができなくなった

筋力が落ちて、いきんでも自分で排泄できなくなることも。そんな場合、手でマッサージしたり、圧迫したりして排泄を促します。
体格や犬種によって、効果的な方法が違ってくるので、獣医師に指導を仰ぎながら、適切な圧迫方法を会得しましょう。

他にも筋力低下で排泄するための姿勢が保てない場合もあります。その場合は飼い主さんが身体を支えてあげましょう。
自力でトイレができなくなるとしばらくは、飼い主さんがサポートしてもトイレをしないことも。根気よく付き合うことが大切です。

③下痢や便秘になやまされる

下痢や便秘は病気の可能性が高いので、獣医師に確認しましょう。下痢の場合は他にも消化吸収力の低下が考えられます。
消化の良い食事に切り替えたり、一回の食事を減らし回数を増やすこともおすすめです。

便秘の場合は、お腹のマッサージをしたり、水分を多めに取らせることも有効です。便の異常で最も心配なのが血便。
1回だけならば問題ありませんが、繰り返し血便が出たり、大量の血が便と一緒に出る場合は、すぐに獣医師に診せましょう。

④頻繁なおもらし

高齢になれば、膀胱の筋力が弱くなったり、認知症が進んでトイレの場所がわからなくなってトイレでの失敗が増えてきたら、オムツの着用を考えてみましょう。
オムツの利用には住環境が汚れない、またトイレを失敗して怒られるというワンちゃんのストレス軽減にも繋がります。

でもオムツのなかは蒸れたり、尿で肌荒れすることもありますし、便がつきっぱなしで不衛生になることも。
だから、オムツで覆われている部分の毛を剃り、お肌を清潔に保つケアが必要になります。

 

飼い主さんの介助に慣らしておきましょう

トイレの介助やオムツが必要になってくると、飼い主さん自身との接触機会が増えます。
もし、身体を直接触られることに馴れていないワンちゃんの場合、ストレスになってしまう場合があります。

だから、高齢になる前に意識的にスキンシップを増やして馴れさせることも必要です。
シニア犬のトイレトレーニングや排泄の介助についての具体的なやり方は、当院の介護に精通したスタッフまでお気軽にお問い合わせください。

 

アニモ動物クリニック

「生涯を通じて、動物たちとご家族に寄り添う病院」を目指し、治療はもとより、健康診断や疾患予防、ダイエットやリハビリ、老後の介護などトータルでサポート。去勢・避妊手術も事前診察から経過観察まで、体の状態を丁寧に確認しながらケアいたします。

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