アニモ動物クリニック

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コラム

去勢・避妊手術の流れ

大切なワンちゃんネコちゃんの去勢・避妊手術。初めての方は特に、「うちの子は大丈夫だろうか?」と心配なことがたくさんあると思います。
そこで、今回は一般的な去勢・避妊手術の流れや術後の注意点をお話ししていきます。

 

 

 

去勢・避妊手術の流れ

①事前健診

より安全に手術ができるよう、問診や触診に加え、血液検査、レントゲン検査などで、体の状態をチェックします。

麻酔の副作用に影響が及ぶ肝臓や腎臓の機能、心臓や肺のコンディションを確認する術前検査により、麻酔をかけても大丈夫かどうかを確認。
問題があれば、手術の延期や中止など、個体に合わせて対処します。

②手術前

麻酔中に胃の内容物が逆流し、気管を塞ぐリスクを回避するための絶食・絶水は、これまで手術前日の夜からが一般的でした。

しかし、近年では術後の回復や合併症リスクの低下には、手術前の栄養補給が有効との考え方から、絶食・絶水は当日の朝からという考え方も増えてきました。病院によって異なるため、術前の注意点は獣医師に確認しておきましょう。

③手術

午前中に来院してもらい、飼い主さん同席のもと、術前診察で異常がないかどうかを最終確認してからのお預かりとなります。

その後、全身麻酔をかけてから、去勢手術は精巣を、避妊手術は卵巣と子宮の摘出を行います。
手術の所要時間は、年齢や体格、種類によって差はありますが、去勢手術は5〜10分、避妊手術は20〜30分が平均的です。

④手術後

男の子の去勢手術は、当日のお迎えが可能。女の子の避妊手術の場合は、開腹手術となるため、1泊入院して大事をとります。

⑤抜糸

以前は術後1週間程度で抜糸を行うことが一般的でしたが、最近は抜歯の必要がない縫合方法「埋伏縫合」の実施や数ヶ月で体内に吸収される縫合糸の使用により、抜糸のいらない手術に対応する病院が増えています。
ただし、傷口のチェックや体調に問題がないかどうかなど、1週間後を目安に経過観察のための受診をオススメします。

 

手術後のケア

①帰宅当日

ストレスや疲れからぐったりする子、怖がって隠れてしまう子、いつもと全く変わらない元気な子など、帰宅後の様子は千差万別です。

神経質な子には安心して休息できる環境を整え、そっとしておく。
術後当日や翌日は安静が基本ですので、元気に遊び回る子はあまり激しい運動をしないよう気をつけるなど、個性に合わせたケアが必要です。

②傷口のケア

抜糸が必要な手術の場合は特に、傷口をなめさせないことが大切です。
唾液の中には雑菌が含まれているので、傷口から雑菌が入ると化膿や炎症のリスクがあります。

抜糸まではエリザベスカラーをつけて保護しましょう。
抜歯の必要がない埋伏縫合では、ほとんどのワンちゃんネコちゃんは傷口を気にしませんが、なめるようであればエリザベスカラーを着用してください。

③食事はいつも通りで大丈夫?

食事は通常通りで大丈夫ですが、急に食べると嘔吐や下痢を起こす場合があります。
服薬も規定通り、おやつやフードに混ぜるなど工夫をして、しっかり飲ませてください。

③ワンちゃんの散歩は?

お外でしか排尿・排便できない子は、散歩に行かないと膀胱炎などを発症する恐れもあります。
ワンちゃんの散歩は基本OKですが、いつもよりゆっくりと短めを心がけましょう。

その際、全力疾走など激しすぎる運動は控え、傷口を汚さないよう気をつけてください。術後のお迎え時に、獣医師にご確認を。

 

ご家族にも寄り添うサポート

話ができないワンちゃんネコちゃんの去勢・避妊手術は、飼い主さんにとって不安なことばかりに違いありません。
麻酔や手術方法、術後のケアなど、気になったことは何でもご相談ください。ワンちゃんネコちゃんはもちろん、ご家族にも寄り添ったサポートをさせていただきます。

 

 

 

 

アニモ動物クリニック

「生涯を通じて、動物たちとご家族に寄り添う病院」を目指し、治療はもとより、健康診断や疾患予防、ダイエットやリハビリ、老後の介護などトータルでサポート。去勢・避妊手術も事前診察から経過観察まで、体の状態を丁寧に確認しながらケアいたします。

■住所
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